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「森林セラピー」​というものがあります。私も一応、森林セラピスト。なんですが、私の思うところの森林を使っての心のセラピーについて。

昨日は、医療や福祉に関わる方又そのサービスを受けている方々の集で11名の参加者と共に近くの森の歩かさせて頂きました、場所は佐久市のお隣の軽井沢。佐久市は盆地で中々ちょっと森へとは行けませんが軽井沢は直ぐに森へ入れます。
私は、いつもの通りの遷移の話や植物は自然の状態ではその植物にとって適切な環境に生きていること、生き物の循環についてや、ちょこっと外来種の事などや植物の香りなど体験してもらいながら別荘地内の1キロを1時間半ほどかけて歩きました。使用する道は車も通るようなアスファルトの道からちょっと横道にそれた舗装されていない道。誰もが歩ける散歩道です。そう考えると実はちょっとの木々があれば草もあるのでワザワザ遠くの森へ行かなくても植物のことは十分お話しはで来るのです。。今回は、スタート地点のお宅まで歩いて15分位なのでちょっと体力的に心配、という方も安心でした。

不思議なもので、私は、樹木の話をしているだけなんですが参加者はそれぞれの植物にご自分の人生を投影し想いを巡らせていらっしゃるようです。自然とご自分の体験を話されたり、反対に何も語らずしみじみと眺めていらっしゃったり。参加者同士で声を掛け合ったり共感しあったり。私もその輪にいれていただきながらゆっくりと歩きます。最後にお話ししたのは「山の神」の事。山の神の世界と私たちが暮らす世界。木に囲まれた山の神の世界からの日常を過ごす人の世界に戻りますよ。と、声をかけます。

「1時間以上も森のなかにいたとは思えない。」「身体が軽くなった」「気持ちがスッとした」等、ご自分の感想を自然と口にだされます。黙っているかたもいます。

森の中を歩き、森の植物達の暮らしかたを知ることで、人とという生き物として他の命に心を寄せ通わせることが心を解放させるのではないかと思います。

決して、優しく美しいだけの世界ではない森の世界を知ることで、毎日の自分を投影し感じられるのでしょう。

私が考える案内人の役割は、森の姿を擬人化することなく、科学的に自分のの感情は伏せて伝える事。そして、そこに現れる参加者の気持ちをただ受け止めることだと、考えています。それが出来ればゆっくりと流れる森の時間が人の時間とリンクして、穏やかな癒しをもたらさせてくれると思っています。

長野県佐久市から森林利用のセラピーを考える